4号線を車で北上する方　いわて銀河鉄道をご利用の方
当地を通過するとき　へー　金田一温泉があるんだ　どんな所だろう　いつか一度行ってみたいな
とお思いになりながらも数年たってしまいました

とおっしゃる方がたくさんいらっしゃいます

今回1泊余裕ができたので　思い切って寄ってみました
金田一温泉協会から資料を頂いてから　3年たってしまいました
今現在A様は93歳です　旅を共になさっていた　ご友人様が足　腰が弱り　元気すぎるA様といつもどうりに一緒に行動ができなくなり今回から一人で行ってこいと言われたようです
自由な一人旅とあって　念願の金田一温泉に来ることができたらしい

金田一温泉駅から軽米行のバスに乗り金田一温泉郷で下車　そこから徒歩5分ほどで当館に到着ですが
バス停がある駐車場まで迎えに行った

金田一温泉の半纏を着ていた私を見て　仙養舘はどっちですか？と聞いてきた
迎えに来ました　A様ですか？　おかみさんかい？　ハイそうです
A様は道々ここへ来たいきさつをお話しながら　当館に向かった

そうでしたか　当館は一番古い宿なんですよ　
いや　趣があっていいよ
玄関に入るとまだ五月人形が飾ってあり　お客様を迎えている

A様は93歳とは　とても見えない　お元気だ

次の日朝風呂においでになったA様
夕食がね
　　味といい量といい　自分の年にちょうど良かったよ　特にあのお椀のおつゆ
あれは最高　なんてゆうんだい？　ハイ身を薄く引き伸ばしてちぎって入れますので　ひっつみ　といいます
手振りを添えて説明
気に入って下さり　ありがとうござます

金田一温泉の看板はだてに国道に立っていない
いつか行ってみたい　そう人々を駆り立てる何かを放っている
きっとわらしさんのオーラが　引き寄せ作戦をしてくれているのだ