福島のS様が久しぶりにご宿泊です
S様はとても話が上手です　転んでケガをしました　
この様を　こう話します
道路の段差にタイヤを取られ　宙にボーンと浮き上がりました
そのボーンという声とジェスチャーで　聞く方は高さを想像します
落ちる時　（次は落ちるんだ）　頭と顔はなるべく地面にぶつからないようにとっさに避けて肩から転んだんです　足も手も大丈夫　いてーなー　転んだ時　BOKIBOKI　BOKI　ああまた骨をやったな
その骨　鎖骨というところ
一瞬の動作をこんなに冷静にしかも本人が話すんですよ
鎖骨は折れたけど　頭と顔は無事だったと　いい顔をする
転んだ時　後ろの選手がこっちを見ながら追い越していった　とまわりのことまで見ていた
凄いとしか言いようがない　

こうしてS様は又この世に戻って来て　数か月　やっと会える日が来た

わらしさんにお土産何がいいか　わらしさんは甘いお団子が好きだそうよ
町中　団子を求めて買おうとするが　ことごとく休みだったり閉まっていたり　わらしさん団子はもう飽きたのかもしれないよ　とうとう団子は諦めた　
それなら福島の旨いMOMOにしようという事で　やっとMOMOを買って福島を出発できた
　そうそう誰のためかは知らないが　福島のうまい酒も1本忘れてはいない

S様の来るのを待ちわびていた　わらしさんとこの私
福島の桃が来ないかなー　と念じていた　
団子が買えなくて　桃になったことも知らない私　もちろん旨い酒よ来いなど　決して望んではいませんでしたよ

女将さーん　桃です　　ありがとう　

ケガをしてどんな思いをして過ごしたろう　
それでもせっせと手紙を書いてくれたS様
　一番先に出た言葉
あなた　ママにどれだけ心配かけたのー　
涙が出たが　S様の次の返事が笑顔にさせた
たった　　これっぽっち　と言って親指人差し指を　狭く狭くして見せた
　いい娘です