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古い半纏
2020/10/27
久し振りに記事のネタができたのでブログのページに向かった
古い半纏のタイトルが勝手に出てきた 以前に書くつもりで書き始めたタイトル
なぜかタイトルのみで終わっていたのを早合点して記事を着たと記した

半纏がかわいそうなので書こうと思う
この半纏は 昭和42年新築した頃のよりはるかに昔の制作で盛岡の染物屋の名が襟の陰に染め抜かれていた

夏も過ぎて玄関の所で立っていたら 近所の床屋のご主人が車を止めた
はて? 
エイ子さん これ使いますか?と言って 黒いものを持ってきた
伯母の遺品を整理していたらタンスから出てきたものだ という
黒地に白抜きで 金田一湯田温泉 旅館仙養舘 電話115番 とある
思い出すとタクシーの電話番号が 10番だった
床屋のご主人の伯母様は昔の仙養舘で仕事を手伝っていただいていた方だ その時 染めた半纏の反物をあげたのだろう 手縫いで仕立てられていた
私も懐かしくて 頂きます と受け取った
それからその半纏を着てお客様を迎えた
 
coronaで息絶え絶えだった のでその半纏は元気づけに帰ってきたみたいだった
やはり仙養舘は古くても 誰かに支えられていると感じた
その時もう少し頑張ってみようと思い直して半纏を着始めた

それからGoToのキャンペーンが始まったが PCに弱い私は登録に手間取って出だしが他の宿より遅れた
自社のサイトからのお客様にはなすすべもなく割引の給付を受けられなかった
申し訳なく感じていた
マニュアルは横文字が出ると躓いた
情けなかった 

電話でサポートを受けながら 泣きながらPCに向かった
何分ご指導を頂いたのだろう 料金は数千円を記していた
そんなでまでして操作を聞いたのに すぐに忘れて思い出せない
そんな日が数日続いた

毎年来るお客様がGoTo を使えるようにしてくれよ
次は12月に来るからな とおっしゃる
PCに向かって 落ち着け 落ち着けと自分を励まし 給付金付きの予約を手に入れることができた
やっと肩の荷が下りた
古き仙養舘の半纏よ 励ましをありがとう
エイ子