料理

日本中にふぐを養殖している場所は数多くありますが、日本海若狭で育てるふぐは一味違う。
一口食べれば、身に弾力があることがよく分かります。
引き締まった身は噛めば噛むほど、ふぐの旨味がどんどん溢れ出る極上の逸品。
若狭湾に海流が入り、ふぐたちは常に泳ぎ続ける為、筋肉が良い具合に発達する。
また、寒暖差の激しい海水温に耐え抜き育ったふぐは、丈夫な肉質で十分に旨味を蓄えます。
若狭にはこのような好条件が備わり、他とは一味違った特別なとらふぐが育つのです。
これが福井県が誇るブランド商品の「若狭とらふぐ」です。
【旬】10月～3月末

実は「ふぐのタタキ」が世に広まったきっかけを作ったのが当館の旦那。
昔、TV出演をきっかけに「今までにないふぐ料理を紹介したい」と思い、
鰹のタタキなどからヒントを得て、ふぐを香ばしく炙った後にてっさにしてみました。
炙ることで香ばしさと、内に旨味を閉じ込め、
香りと旨味の2段構えから織りなすふぐのタタキは極上の逸品になりました。
何度も試行錯誤を重ね、焼き加減、てっさにする際の肉厚など、
食材の旨味を最大限引き出せるまで追求し、今の「ふぐのタタキ」に辿り着きました。
その後、一度ふぐのタタキを召し上がられたお客様は、
忘れることのできないあの美味しさとしてリピートされる方が続出しております。

若狭の海底に長い年月をかけ育った天然岩牡蠣。
乱獲を防ぐため漁師が1日に獲れる量も自主規制し、
資源を守っているほど希少価値の高い食材。
日本海の冷たく綺麗な水で育った岩牡蠣は最高に美味しい食材。
はじめて岩牡蠣を召し上がられる方はそのサイズにびっくりされるでしょう。
岩牡蠣は「海のミルク」と呼ばれ、その風味豊かな味わいは生食に最適です。
また岩牡蠣には昔から栄養価が高く、夏場の体力回復の為の滋養強壮にもよいとされてます。

旦那は自家養殖だけではなく、漁をするために来る日も来る日も海に出る。
魚に対する思いは誰にも負けない。
だからこそ毎日できることがある、大変だけど気が付けば海にいる。
今まで培ってきた経験を駆使し、通年通して定置網や刺し網を仕掛けたり、
6月〜8月は素潜りも行い自ら旬の獲物を狙う。